私が初めてオーストラリアに来たのは有給休暇を利用して観光でシドニーとケアンズに訪れたときでした。 当時、私はオーストラリアのこともあまり知らず、なんとなく良さそうだしという感覚で旅行を決めましたが、 その1週間の滞在でオーストラリアが凄く気に入ってしまい、いつかこんなところに住めたらいいなと漠然と思っていました。
そして旅行を終え、仕事と家の往復といった日本での普段の生活に戻りましたが、すっかりオーストラリアに魅了された私は、 日本に帰国してからもしばらくオーストラリアのことばかり思い出しては余韻に浸っていました。 オーストラリアに住みたいけど仕事もあるしお金もないし英語もできないしどうせ無理だなと諦めていて、 そして2年という月日が経ちました。
しかし、たまたまネットサーフィンでオーストラリアに留学するためのエージェントという存在を知り、 諦めかけていたオーストラリアに行くという夢を28才にしてワーキングホリデーで実現することができました。
まず初めの3か月間は語学学校に通い、基本的な英語から日常会話レベルの英語を勉強しました。 もともと英語には興味はありましたが中学英語もほとんど忘れていたので、この3か月間はこの後のオーストラリアでの生活を しっかり支えてくれました。ワーホリというビザを最大限に生かそうと思い、その後は農場でフルーツなどを収穫するピッキング と呼ばれるバイトしながらオーストラリアを旅しました。
学校で意気投合した仲間や、また旅先で出会った同じくワーホリのドイツ人などと一緒に現地の人達と触れ合いながら過ごした時間は とても素晴らしく、本当にオーストラリアに来て良かったと実感しました。 その中でも忘れられないのは、やはりウルル・カタジュタ (エアーズロック) を訪れたときでした。
風の谷のナウシカのモデルとなったマウント・オルガもすぐそばに位置していてオーストラリアの大自然に圧倒されっぱなしでした。 なんせ日本の20倍の国土を持つ国ですからここに辿り着いてもまだ何分の一しか周ったにすぎません。 旅に同行した友人はここでバラバラになり、私はひとまず、最初の滞在先のゴールドコーストに戻りました。
自分的には、旅を一段落終えたのでこの後はもっと地元社会に身を投じて自分の可能性を試そうと思い、ボランティアを探しました。 ここではやはり英語が必要でしたが始めの3ヶ月の勉強がここを乗り切らせてくれました。
内容は幼稚園のヘルパーといったもので、もちろん全てが英語なので大変でしたが、貴重な経験ができたと思います。 子供たちも本当にかわいかったです。こんな素晴らしい体験ができるのならもっと早く決心してオーストラリアに来るべきだったと思いました。 せっかく身につけた英語と経験を生かしたいので、ワーホリが終わった今、また今度は学生として再渡豪を計画中です。
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